2015年11月27日金曜日
地方活性化という魔術
私が住む三重県でも、地方活性化という大きな御輿を担いで、
ひた走りに走っているところがあります。
今度、サミットが開催されるということで、凄い予算が使われよう
としています。国の行事であるのですが、そこに乗っかっていこうと
する気持ちが見えみえですが、三重が豊かになるなら問題はありません。
この活性化を言う言葉を、耳にする度に思うことがあります。
それは、本当の活性化というのは、人口が増えて全体が豊かに
なることではないか?と考えているからです。
人口が増えると言うことは、仕事が増えると言うこと。
職種が多様になり、様々な就職口が生まれることではないでしょうか?
東京のようにとはいきませんが、若者のなりたい職種が有ること。
これが重要です。そのなりたい職種の量により、地方の活性化はレベルが
決まってしまいます。
また交通便利なところに、大きな産業地域でも有れば、地元に産業が
無くても人は住む場所として集まってくるでしょう。
三重県で言うところの、北勢地区(名古屋近郊)や名張地区(大阪近郊)
であれば、そんなベッドタウン化も可能だし、産業も多く誘致できます。
でも、津から南地区はどうでしょうか?
この地区でのニュースで聞く活性化の殆どは、観光産業へのテコ入れ
なんですね。これでは、一時期のマスターベーションでしかないように
思います。確かに観光地であることは確かですが、これだとテコ入れしても
観光関連の飲食と、土産物関連しか盛り上がらないでしょう。
なぜなら、現在の観光業はインバウンドに頼り切っているから!
そこに滞在しお金を落とすような、国内旅行者を締め出しているからです。
あと数年で、中国からのブームも終われば、閑古鳥が鳴く!
本当に人口を増やすためにすることは何か?
皆で考えるべき難しい課題です。
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