私の生業もそうだが、教育と呼ばれる形態は色々な場面がある。
研修もその一つです。
だけど、研修だけが教育という場面なのではない。
人材育成という言葉で表しても良いのだが、毎日24時間常に人材育成の場であることを、肝に銘じなければ失敗する。
研修講師という仕事をしていると、さも自分のやっている時間が凄く効果があると思いこむことになるけど、それもまた幻想です。受講生の一生の中の数時間でしかないという現実を、確認することになる。
例えると、毎日の食事のようなものです。
今日食べたものが大きく何かを変えることは無いけど、積み重ねで体を創っていくわけであり、今日食べたものが確実に体の一部を形成していくことになる。
これと同じだと考えている。
だからこそ、良いものを提供していくことが大切です。
其の人に合った必要としている物を、提供できるかどうか・・・
そういう教育の場なんだろうと思うのです。
研修の翌日から人が変わった!なんてのは、その研修が効果を示したというより、その前の段階で吸収してきたものが効果を示したということだと考えています。
だからこそ、我々は地道に沁み込むように人材育成に取り組むことが、大切だと実感しています。
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