人の進歩や成長って、忙しい時に起こる。
と、昔諸先輩から良く言われたことがある。
でも、それはちょっと違うと私は考えている。
その反対の、暇な時に起こるのでもない。
あなたは、忙しい時ってどんな時だろうと思いますか?
もお、することが沢山あって、やってもやっても減らない状況?
目の前の、処理事項に時間を取られて、必死に追いかけている状況?
多分、こんな状況ではないでしょうか?
私も、振り返るとそんな状況でした。
管理職になって、仕事が増え休むことが出来なくなり、実質の年間休日が
20日程度の年が5年程続いたと思います。
この時は、今でも思い出しますが忙しかったですね。
でもね、そんな忙しい時に自分は成長できたのか?と問いかけると、
?????となってしまうのです。
あれ?どんなところが成長したのかな?って・・・
思い起こすと、すっかり停滞して実質的に後退していた時期ではないかと
考えてしまうことが有ります。
確かに、仕事の処理能力は上がりました。
要するに、AからBへ処理をする仕事だとすると、AからBへの処理は
上手くなり的確になりました。
でも、それって成長なの?と思うのです。
あえて良く言うならば、熟練したと言えるかな?
でも、人としてまったく成長のない時期だったと思っています。
普段我々が、成長と思っていることの大部分が、この熟練にあたること
なのだろうと思うのです。
成長は、もっと別なるものだと思います。
人として、太く力強くなること。
自分の芯が、太く確かなものになり、周りに伝播してゆくようになる。
そんな、ことが成長ではないかと思うのです。
そうすると、自分の成長時期は何時だったんだろう?
今はどうなんだろうと、改めて自分を見つめ直しているのです。
AからBへの処理をしていても、その時の自分を客観的に観察したり
その意味を考えたり、その後を考慮したりしつつ、周りに影響力を
与えることが出来るのが、成長の瞬間ではないかと思うのです。
あなたはどのように考えますか?
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