2012年7月15日日曜日

後世に残らないもの!

性能は良くなっているけど、後世に残らないものも多いのが現代です。


突然、このような話を初めます。
先日、三重大のアメフト部の撮影に行ったのは、前記した通りです。
その際に、使用している私のカメラですが、結構古いものです。

キヤノン EOS-1D Mark II 

というものです。
2004年発売されたデジタルカメラですが、当時75万円程したカメラです。

カメラに75万円!って驚かれる方もみえると思います。
デジタルの時代になってカメラは、一気に価格が高騰しました。
フィルム代が掛からないということで、当時は納得していたものです。

今年発売になった4代後の後継機は、約60万円です。
ちょっと値段が下がってきて、性能は段違いであります。

さて私の機材ですが、8年目を迎えています。
既にメーカーでは、修理不能と宣言されていて、壊れたら終わりの世界
ですが、値段だけあって頑丈で壊れないので愛用しています。

カメラも道具なので、手になじんだ機材の方が良いのです。
高性能の最新型も良いですけどね。

これからも使い続けるために、今度ドック入りさせようと思います。
受け付けてくれるかなぁ~

さて、このカメラもそうですが、最近の物つくりは寂しさを感じています。

長く使う(10年以上)物が、どんどん無くなっています。
進化という名のもとに、古いものが駆逐されていきますので、
長く使えるものを企業も作らなくなっています。

私の持っているカメラに、私の年齢とほぼ同じものがあります。
八ッセルブラッドというブランドのカメラですが、フィルムを入れれば
今でも撮影できますし、修理も可能です。

50年以上も前に製造されたカメラですが、フィルムを使うこと・便利な
撮影機能が装備されていないことを除けば、今のデジタルカメラと
変わるところは殆どないでしょう。

そして、こちらは後50年しても撮影でき修理も出来ると思いますが、
現在のカメラは50年後には、博物館にしか存在しない製品だと
言えるでしょう。

考え方でしょうが、これが寂しいと感じる要因です。

手に馴染んで使い込む楽しさを知ることのできる物作り!
これではないかと思うのです。

分野が違いますが、自分の仕事もそんなところがあるんだろうな?
と感じています。

ではまた!


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