2014年10月25日土曜日

親のありがたみ


親のありがたみを感じる時ってありますか?

情けない話なのですが、つい最近実感というか痛感することが
有ったので、こんなこと書いております。

かなり前にも話したことあるんだけど、私は母親とあまり上手く
関係を持てないときが長くありました。ちょうど、私が自立を始めて
自分で道を選びたいと思うようになる時期からです。

当時の私の感覚からすると、応援してくれる父と阻止しようとする母と
いう構図が家の中にあり、戦うことを余儀なくされたものです。

結構長い間戦ってきたという感覚ですね。
親子で戦うというのはおかしな話ですが、現実はまさしくそのもの
でした。

母から常に意地悪をされていました。
自立のために修行していたようなものです。
日常の細々したことから食事に至るまで、結構色々なことで仕打ちを
受けていたのです。

このように書くと、何とも嫌な親のように思われるかも判りません。

死んだ人のことを悪く言い過ぎるのは、決して気分の良いものでは
ないので、この辺で止めときます。

そんな関係の中で、父が亡くなりその数年後に母もなくなります。
そのときです!ハタッと気付くのです。
親のありがたみを!!

不思議なものです。
親孝行したいときには親はいず。
簡単な言葉ですが、心理を言い当てていますね。

あれほど対立していた母ですが、無くなってみると今の自分を形成
しているのは、その母のおかげではないか?と気付くのです。

あの母がいたから、自分の人となりができあがっている。
勿論、母だけではなくて父も同様に自分の形成に関わっている。
このことに、心から気付くことが出来たのです。

ある日突然、腑に落ちるのです。
不思議なものですね。

すると、自分の行動が変わってゆきます。
なんと、墓参りをしたり靴を揃える私がいるのです。
本当に不思議です。

そして、今は親のありがたみを痛感しているところです。

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