2012年11月24日土曜日

手帳って過去の遺物か?

手帳って過去の遺物だと思っていた。


サラリーマンの時は、パソコンでのスケジュール記録+PDAで一括管理と
携帯電話でアラームを鳴らし、時間管理をしていた。

だから、紙の手帳なんて過去の遺物と思っていた。
管理職になった時に、皮のしっかりしたバインダータイプの手帳を購入。
しかし、変更が頻繁にあり書き直すことが面倒になり、電子化を進めた。

そんな私だったけど、起業したときに大きな転機が訪れる。

起業1年目は、PDAによるスケジュール管理を続けていた。
ある時、とある企業で打合せをしていた時のこと。
最後にスケジュール確認しましょうか!という話になって、私がPDAを
出したところ、相手の担当者3人がそれぞれ出してきたものが面白かった。

一人は、モバイルパソコンとプリントアウトされたスケジュール
一人は、私と同じくPDA
最後の一人は、黒革のA5サイズの手帳

この3人の出してきたものを観ながら、ふっと頭の中をある言葉がよぎった。

「この人達と私って同じ感覚だね」

このフレーズが心に突き刺さったのです。
同じで良いのだろうか?って、しばらくの間悩みが頭から抜けなかったのです。

企業の外から企業をサポートする立場の私。
同じ感覚で、同じ思考で、同じ行動を取るようなら、その企業にとって
わざわざ外部委託しなくても良くないかい?
違う視点で新鮮な感覚でなければ、その内不要となるのではないかい?

そんな風に感じたわけ。

その後出した答えが、手書き・自由度の高い構成・カラフルの3つ。
そして、毎日何かしら気づきや情報を書き込む手帳スタイルへ変化して
今に至るわけです。

今使っている手帳が、オレンジのほぼ日手帳。
来年は黄色。
こんな派手な色の手帳を、打合せで出すと
一応に皆さん驚く。その顔を見ながら、
「やったね!」と感じている私がいます。

オレンジの手帳は、さすがに1年使うと汚い!
でも、この汚さが私の1年を表現していると思うと、
感謝を感じるのです。


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