2012年5月29日火曜日

陸援隊の廃業の話を聞いて思うこと

昨日の新聞によると、あの陸援隊が廃業するようです。


新聞情報しか私にはありませんので、この件についていろいろ言うのは
不適切だと思っています。だから、こんな結果になったのねという認識で
終わりたいのです。

言いたいこと一杯あるのですが・・・(^^ゞ

今後、補償問題が具体化し進んでいくものと思いますが、適切に対応
されることを望みます。

事故って、誰も起こそうとして起こしている人はいません。
もし起こそうとして起こしている人がいれば、それは殺人罪に問われる
レベルの話です。

誰も、起こしたくて起こしていない事故。

そこには、難しい問題が隠れています。
事故は起きてしまうと、180°状況が変わってしまいます。
誰が見ても、そんなことだから事故が起こるんだ!ということが明白に
なります。ニューズを観ながら、日本全国いや世界中の人が、それは
酷いなぁ~そんなことしていたら事故が起こるよ!と、心の中で感じて
いる訳です。

しかし、実際には当人たちにはそんなことも、想像出来ないことである
場合が殆どなのです。

運送会社の社長さんと、話す機会が多いです。
こんな質問をすることが良くあります。

「安全と売上のどちらがより大切ですか?」

非常に答えにくい質問ですが、あまり考え込まずに答えてくれる人が
殆どです。当たり前ですが、答えは2つに分かれます。

じゃあ、安全と答えた社長と売上と答えた社長で、会社運営で大きな
違いがあるのかというと、そんなに大きな違いはありません。

売上と答えた社長を観ながら、そんなことでは大きな事故が起きます
よ!とアドバイスせざるおえないことは無いわけです。

この時点では、本当に微妙な差でしかないわけです。

その微妙な差が積もり積もって、事故の芽に育つ・・・
だから、当人たちは気づかないわけです。

こんなこと書くと、被害者の皆さんの怒りを買うのかもしれません。
しかし、陸援隊の社長をかばう気持ちはありません。
むしろ、その他大勢の車を使って仕事をしている社長さんに
伝えたいです。

次の加害者は、あなたの会社になる可能性もある!

そのことを、認識して安全確保に努めてほしいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿