2012年5月27日日曜日

過剰品質な安全意識

安全+安心+α!

このαって何か考えたことありますか?
日本って、ここが重要だったりします。

先日新聞で、このことを実感しました。

例の関越道のバス事故を受けて、高速道路の立体部分と盛り土部分にある
ガードレール等の隙間を無くす工事に取り掛かるそうです。

20億円近いお金が使われるそうです。

また、先日の東京スカイツリーのエレベーター停止の件も、根っこは同じ
ではないか?

そして、最近列車の遅延が目立つのも、根っこは同じなのかもしれない。

こんな発言は、安全を仕事としていおる者からすると異常と映る人も
いるかもと考えながら、どうもおかしいと思う私が居るので書きます。

過剰です。


安全を確保し安心できる状態であるはず。
でもそこからさらに過剰な安全対策へと移る行動には、思考も主張も
感じることが出来ません。

ガードレールにそんなお金を掛けるなら、通行料金を少しでも安くし
一般道路から高速道路へ導き、一般道路での交通事故の抑制に
貢献すべきだと思う。

そんなに料金は下がりません。という人もいるが、それは積み重ねて
ゆかなければいけない話。

お客が死亡したのは、ガードレールに隙間が有ったから!

と言わんばかりの意識が見え隠れする。
こんな過剰品質・・・過剰防衛意識ともいえるかな?で、日本は
益々おかしくなってゆくような気がします。

ある人が言ったこと。

あの隙間がなかったら、乗客は助かったかもしれない。

こんなバカなことを平気で言う者もいるわけで、情けない話です。
もし、あの隙間がなかったら言えることは一つだけです。

あの場所でバスは停止しなかった。

これだけです。

ドライバー居眠り・ノーブレーキでガードレールに接触したバスの、
その後はどうなるのでしょうか?

他の車を、何台巻き込む大事故に発展するか解りません。
勿論、何も起きない可能性もあります。

いったい日本人は、どこまで安全で安心で有る必要があるのでしょうか?
もしかしたら、なぁ~にも考えなくても良い世界を望んでいるのでしょうか?

+αってなんでしょうね。


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