2012年5月21日月曜日

先生と生徒の恋愛問題

「先生と生徒の恋愛問題」  宮 淑子著  新潮新書


最近学校関連の書籍を、読むことが多くなった。
もしかしたら、そっち方面に焦点がいっているかもしれないが・・・

そこで、読んだのがこの本です。
この本のあとがきにも最初に書かれているように、先生って憧れの
存在だったりすることは、誰しも思い出があるでしょう。
私の知っている先生も、当時高校生の教え子と結婚したことを、
驚きとともに観ていた記憶があります。

そんなことを思い出しながら、この本を手に取って観たのです。
読む前に、一応先生と生徒の恋愛について、自分の意見を
まとめてみました。

そして、読んだわけですが、読み終わっても意見に変わりはなかった
のです。

その意見とは!


先生と生徒の恋愛は、ある条件をクリアーしていればOK!


その条件とは、2人の間と2人を取り巻く周辺の他生徒達に、悪影響
を絶対に出さない状況であること。

簡単に言うと、

・まず生徒の担任や、所属する部活の顧問という立場でないこと!
・授業を受け持つ先生(指導・評価をする)という立場でないこと!
・教師という仕事上で、その生徒と接する機会のないこと。

別に公務員だからという発想ではないです。
先生というのは仕事ですから、その仕事の目的に影響の出る行為は
駄目だという判断です。

恋愛は自由だと思います。
でも、そこに仕事という立場や方向性が存在するなら、自由は制限
されるべきだと考えています。

ただ、本に書かれているなんでも懲戒免職というのは、やり過ぎだと
思う。隠すからクレームになるし、クレームがつくから首にせざるおえ
ないという感じです。

それなら、早期自己申告させて先生を異動(転校)させてしまえば良い
のです。問題は恋愛することではなくて、教師という仕事において
悪影響があり、大きな不信を与えてしまうからではないでしょうか?

民間企業でも、職場結婚したらどちらかが異動になることは、良くある
ことです。これも、仕事に影響が出ることを考えての処置。

でもね、思うのです。
相手は未成年です。まともな恋愛経験も少ないでしょう。そんな中で、
立ち場を利用して口説いたと思われてしまうような行為は、果たして
先生としてどうなのでしょうか?

ましてや、自分のやってきたことを語れない先生ってどうよ?

と思う私です。


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