便利さの裏に、本質が求められる

世の中本当に便利になっている。

日本国民の勤勉さが良く現れているというか、
なんでもどんどん良くなるので、時間と共に益々便利に
なってゆくのが日本と言う国だ。

そして、便利になってゆくにしたがって、益々求められ
ているのが、人の本質というものです。

例えば、メール一つとってもそうです。
今や、色々な方法で相手と連絡を取れるのだが、その
連絡の仕方にも本質が求められている。

また、社会問題となっている就活もそうだ。
昔の様に手書きで、丁寧に履歴書を書くなんてことは、
今の大学生はやっていない。

エントリーシート（ES）と呼ばれるものを書いて、メール
で送るだけ・・・全てパソコン上で行われる作業である。

悪く言えばコーピー＆ペーストが出来るので、何枚でも
作成できる。

募集する方も、パソコン上で確認できるので、さらっと
確認して第一段階の選択をする。

誤解を恐れずに言えば、就活もファーストフードの様に
なっているのだ。だから、私100社受けています。まだ
内定貰えません。というインタビューが成り立つのだ。

あまりにも、簡単になっている。

手書きで履歴書を100枚書くなら、それはそれで覚悟が
必要だとおもう。気合も必要だろう。

でも、当然ながら、そんな気合もなく100社受けている
わけで、企業もその辺は見透かしてふるいに掛けている。
それを異常事態と報道しているのが、マスコミの方々。

そんなん、普通だし当り前よ。

そこに求められているのが、その人の本質と言う部分。
何を考えどのように生きてきたか？そして、今どんな
思いを持ってそれに向かっているのか？そして、あなた
はどんな人なのか？

そんな部分だ。
この部分が、手軽に書いている様でも、ESにも現われ
るところです。就活セミナーへ行くと、そこのところの
テクニックも伝授されるらしい。

でも、そんなので良いのか？
と思うのが私です。就活の為に教えてもらうテクニック
なんて・・・

そこを、育てることが出来ないか？と考えている私です。
母校を訪ねたのもそこなんですね。テクニックを教えて
も、人生には役に立たないし学生の質の向上には、貢
献しない事は明らか。

やっぱり私は、本質を高めることに関わりたいと思って
いるのです。今の時代だからこそ、求められているので
は？と思っています。