2012年10月8日月曜日

古いものを愛すると気配りが向上する!

皆さんは古いものを、大切に使いますか?


世の中便利でなければいけない!という前提で、経済社会が廻っている
ので創りだされるものは全て、何かしらの不便を補う形で登場します。

それがニーズという奴ですね。

なんて、セミナーの中では話しているのですが、実際には逆の行動を
取っていることが多い私です。

逆の行動とは、便利になり過ぎない様に、環境を制御しているということ
でしょうか?

例えば、腕時計の話。
私は、いくつか時計を持ち使い分けていますが、親父の形見の時計と
いうのを良くはめています。

機械式で自動巻きという年代物。メーカーは普通にセイコーなのですが、
厄介なところは時間が進んでいくこと。時計なんて正確で、頻繁に時間を
合わせる必要のない物!というのが、今の常識ですよね。

でも、半日で1分ぐらい進んでいくのです。
しかも、自動巻きなのでゼンマイが巻かれていない時があったりして、
気がついたら止まっていた・・・

なんてこともあります。
不便ですよね。一度点検に出さないとなぁ~と思うのですが、合わせれば
良いじゃんとほっといております。(^^ゞ

こんな不便な腕時計していると、時間に気を配ることが多くなります。

良く確認するし、余裕を持って行動することが癖になっています。
でもそこが良いのです。

正確無比な時計をしていると、ギリギリという技を生み出すことが出来ます
から、事前に動くということに配慮しなくなります。

すると、時間ぎりぎりで飛び込むという状態になるのです。

もお、ここまでお話すれば判りますよね。
不便さは、知恵と行動を生むのですが、便利さは思考停止を生みます。

私は、不便さを取りたいと思っているのです。

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